人的控除・扶養控除(6)合算申告条件 Joint Return Test


<人的控除・扶養控除(6合算申告条件 Joint Return Test>

 合算申告条件は、扶養家族として認められるための五条件の一つです。被扶養者が既婚者の場合、その被扶養者が夫婦合算申告(ジョイント・リターン)で確定申告をしていないことを求められます。たとえば、グリーンカード保持者の娘が結婚していて殆ど収入がないため生活維持費の半分以上が親から供給されている場合、その娘が夫と夫婦合算申告で確定申告をしていなければ、扶養控除の五条件のすべてを満たしているため、親は娘の扶養控除を取ることができます。

扶養控除が認められるためには、扶養家族のソーシャル・セキュリティー番号、または、個人納税者番号を確定申告書に記入する必要があります。9/11以降、ソーシャル・セキュリティー番号はアメリカ市民、グリーンカード保持者、就労ビザ所有の外国人にだけに発行されるようになりました。配偶者や扶養家族などのソーシャル・セキュリティー番号を取得できない外国人は、個人納税者番号を取得しなければなりません。配偶者控除、扶養控除などを含む確定申告書に個人納税者番号の申請書フォームW-7を添付してIRSへ提出すると番号を取得できます。(80)

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