人的控除・扶養控除(2)親族・世帯員条件 Relationship Test
<人的控除・扶養控除(2)親族・世帯員条件 Relationship Test>
親族・世帯員条件は、扶養家族として認められるための五条件の一つです。三親等以内の血縁関係または姻戚関係の親族であることを条件とします。ただし、一年中を通じて家族の一員として同居している場合は、親族である必要はありません。
年内に生まれた子供は、生まれた年度に扶養家族となります。たとえ12月31日に生まれても扶養控除が認められます。ただし、私産の場合は決して扶養控除は認められません。里子の場合は、一年中を通じて家族の一員である必要があります。養子は実子と同等に扱われるため、同居していなくても他のすべての扶養条件を満たしていれば、扶養控除が認められます。扶養家族が死亡した場合、死亡年度に扶養控除が認められます。
(例)婚姻届を提出していない男女が同棲しています。住んでいる州の法律上同棲は公序良俗に反するため、一人が働いて他方の生活の面倒を全面的に見ていたとしても扶養控除は認められません。二人の間に生まれた子供がいる場合、二人のうちのいずれかの申告書上で扶養家族として控除がとれます。(76)