所得調整控除09・舞台芸術控除 Performing Artist Expenses


<所得調整控除(9)・舞台芸術控除 Performing Artist Expenses>

低収入の舞台芸術家の必要経費は所得調整控除として認められるため、項目別控除の控除方式を採らなくても控除できます。ミュージカル・舞台俳優、ダンサー、ミュージシャン、オペラ歌手などが該当します。雇用主と被用者の関係があって給与支給を受けている舞台芸術家が、次の3条件を満たすと控除できます。

①      報酬を200ドル以上支払った雇用主が2箇所以上あること。

②      必要経費の支出が収入の10%を超えていること。

③      調整総所得が1万6000ドル未満であること。

夫婦とも舞台芸術家である場合は、①複数雇用主、および②10%必要経費の2条件を夫婦の各々が満たす必要がありますが、③調整総所得の条件は、夫婦合算の所得が一人の場合と同じ1万6000ドル未満でなければなりません。3条件を満たさない場合、所得の2%足切り制限の対象となる項目別控除の一つとして控除できます。

報告方法は、まずフォーム2106に必要経費を記入します。その合計金額をフォーム1040ライン24に転記すると控除が認められます。(44)

Copyright © 2014 Joe Oshima, CPA All Rights Reserved