項目別控除:高額所得者に対する段階的控除削減 Phase-out of Deductions
<項目別控除:高額所得者に対する段階的控除削減 Phase-out of Deductions>
高額所得者は、項目別控除について全額認められず、調整総所得が一定金額を超え、上限額に達するまで超過額の3%相当額が項目別控除の合計額から減額されます。2013年一定額と上限額は次の通りです。
・ 夫婦合算申告:$300,000/$422,500
・ 特定世帯主:$275,000/$397,500
・ 独身:$250,000/$372,500
・ 夫婦個別申告:$150,000/$211,250
ただし、減額の最高限度額は項目別控除の合計額の80%とします。また、医療費、災害盗難損失、投資支払利子は減額の対象とはなりません。
項目別控除の減額計算例:
調整総所得(独身) $260,000
項目別控除合計額 40,000
減額の計算(260,000-250,000)x 3%= 300
控除認容額 (20,000-300)= $19,700
なお、この控除制限の規定は2010年~2012年には廃止され、2013年から復活しました。(74)