標準マイレージ・レート Standard Mileage Rate


自分の車を会社の仕事または自営業の事業に使った場合、個人所得税の計算上、車の費用の控除が認められます。控除は「標準マイレージ・レート」または「実額法」のいずれかの控除方法を適用して計算します。会社から車の費用の精算を受ける場合も、標準マイレージ・レートか実額法が使われます。

標準マイレージ・レートは、車の事業用の走行マイルに標準レートを掛け合わせた金額を控除する簡便法です。この方法を適用すると、ガソリン代、保険料、減価償却費など、車の維持に要した実費の記録を保存しておく必要がありません。初年度に標準マイレージ・レートを選択すると、後に続く年度も同方法を継続適用できます。実額法を選択した場合は、後の年度に標準マイレージ・レートに変更することは認められません。

2014年の1マイル毎の標準マイレージ・レート(カッコ内は2013年のレート)は次の通りです。

ビジネス目的     56セント(56.5セント)

医療・転勤目的    23.5セント(24セント)

慈善目的             14セント(14セント)

実額法は、車のガソリン代、オイル代、保険料、修繕費、登録料、維持費、減価償却費など、実際に事業に使った金額を控除する方法です。車を事業だけに使用している場合は、全額控除の対象となりますが、一部を私用に使っている場合は、事業用マイル数が年間合計走行マイル数に占める割合で按分計算した金額が控除の対象となります。(474)

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