コンドミニアムとコープ Condominium and Cooperative
<コンドミニアムとコープ Condominium and Cooperative>
コンドミニアムとコープは、それぞれ住居の所有形態の一つです。コンドミニアムは日本の分譲マンションに相当し、買い取った居住スペースを購入者が所有します。コープは、株式会社を応用した不動産所有形態であり、居住スペースが建物全体に占める割合に応じた株数の株を購入した者が、不動産を使用します。コンドミニアムの管理費(コモンチャージ)は所得税計算上控除の対象とはならないのに対して、コープの管理費(メインテナンス・フィー)は控除が認められます。
コンドミニアムの固定資産税は、不動産の所有者が自分の負担額を直接税務当局に納付します。コープの場合は、テナント株主が負担して支払うのではなく、コープ株式会社が一括して固定資産税の総額を納付します。毎月メインテナンス・フィー(管理費)を通じてテナント株主負担分の固定資産税を回収して清算します。メインテナンス・フィーの中には固定資産税の他に不動産のモーゲッジ支払利子や維持費、共益費が含まれています。年明けに管理マネジメント会社から送られてくる通知書に記載された固定資産税および支払利子の1株当たりの金額に、株主テナントの持株数を掛け合わせて得られた額が、控除可能な固定資産税と支払利子となります。(428)